史上最悪のLCC?ライアンエアー(Ryanair)搭乗時の注意点! 実際に乗ってみた感想は?【2019年最新版】

史上最悪のLCC?ライアンエアー(Ryanair)搭乗時の注意点! 実際に乗ってみた感想は?【2019年最新版】

ライアンエアー(Ryanair)

アイルランドの格安航空(LCC)ライアンエアー

スカイスキャナー等で検索し最安値でソートした時に頻繁に見かけるかと思います。
セールの時期はヨーロッパ内を片道1000円代で移動できる航空券が発売され、その金額はとても魅力的。

ですが、ネット上で検索してみると良い噂は殆どありません

このページに辿り着いた方は、評判の良くないライアンエアーの実情について知りたい方が殆どではないでしょうか?

そんな方へ向け、ライアンエアー実際に搭乗した際の流れや注意点など全てを最新情報でご紹介していきます!

安い理由

ライアンエアーが安い理由は徹底したコストカットと、様々なルールに基づく追加料金にあります。
もちろん気をつける事で購入時の安い金額で搭乗できますが、少しでもルールを忘れてしまうと高額な追加料金が発生してしまいます。

そんな事にならないように事前にチェックしていきましょう!

予約時は公式サイトから!

ライアンエアーの予約は公式サイトからするのをオススメします。


なぜなら公式サイト以外から予約すると事前に機内持ち込みを追加する事ができず、後から追加する必要が出てきます。

機内持ち込みなら追加できなくても問題ないのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、2018年11月から荷物規定が変更され機内持ち込みが小さなサイズ以外有料になったのです。

ライアンエアー機内持ち込み可能サイズ
W40 × H25 × H20cm

ぴったりのサイズのカバンが見つかりませんでしたが、ほぼ下の画像と同じサイズです。
(2cm高いですが満タンに入れず押しつぶせば問題ないと思います。)

LESPORTSAC Midium Weekender

サイズ:40 × 27 × 10cm
重量:485g


以前は55x40x20㎝以内のバッグ+35x20x20cmの身の回り品を無料で持ち込む事が出来たのですが、規定が変更された事で小さなスーツケースやボストンバッグを持ち込む事ができなくなりました。

現在は以前まで無料で預ける事が出来たスーツケースを機内に持ち込む場合はPriority & 2 Cabin bags」を追加で購入する必要があります。

もし追加のサービスを購入せず荷物を2つ持っていくと€25の料金がその場で課せられます。

Priority & 2 Cabin bags

Priority & 2 Cabin bagsとはプライオリティーレーンからの搭乗権利と大小2つの手荷物を機内に持ち込める新サービスのこと。

持ち込めるカバンのサイズ
55 x 40 x 20cm 10㎏までの大きな荷物
40 x 20 x 25cmまでの身の回り品


Samsonite(サムソナイト)
サイズ:55×40×20cm
容量:36L
重量:1.7kg


注意 ① Prioirty&2Cabin Bagsは予約時と予約後で購入できる金額が変わります。
また、払い戻し他の料金プランへの変更はできません。
予約時: €6 – €10
予約後:€8 – €12

注意 ② オンラインチェックインを済ませた後でも追加購入する事ができますが、制限時間があります。
WEB上:搭乗2時間前まで
専用アプリ:搭乗30分前まで

注意 ③ Priority & 2 cabin bagsは1便につき95名限定のサービス。
場合によっては売り切れとなり追加できない事もあります。旅程が決まり次第予約するのがオススメ。

注意 ④ サイズをオーバーしてしまうと追加料金を支払い空港で荷物を預けなくてはいけません。
空港で受託荷物に変更:€50

支払いは全てポンドでも可能ですが割高になります。(€50£50)


Check-in Bag

Check-in Bag(受託荷物)も予約時に購入するのが最もお得です。

10kg Check-in Bag & 1 Small Bag
(機内持ち込みと10kgの受託荷物)
予約時: €10 – €12
予約後: €10 – €12
搭乗直前: €20 – €25

カバンのサイズ
機内持ち込み:40 x 20 x 25 cm
受託荷物:55 x 40 x 20 cm 10kgまで 各1個ずつ


Add 20kg bags

Add 20kg bags予約時: €25
予約後: €40

予約後チェックイン予定の出発時刻の2時間前まで追加可能
ハイシーズンは+€10
最大60kgまで追加可能

カバンのサイズ
機内持ち込み:40 x 20 x 25 cm
受託荷物: 20kgまで 各1個ずつ


座席指定

ライアンエアーでは座席の予約をしない限りランダムで席を割り振られ、2人でチェックインしてもバラバラの席になります。
もし隣同士の席や前方、後方が良いなどの希望があれば座席を指定しましょう。

予約時に支払うと、クレジットカードの手数料が再度かかりません。

Extra legroom seats
1、2列目(D、E、F)および16〜17列目
予約時: €7 – €9
予約後: €7 – €9

Front Seats
2列目(A、B、C) 〜 5列目
予約時: €7
予約後: €7

Standard Seats
6 〜 15列目および18 〜 33列目
予約時: €3
予約後: €3


クレジットカード手数料

ライアンエアーでは支払い時にクレジットカードの手数料が発生します。
1回の予約や変更につき都度発生するのものなので、できる限り1度に予約しておきましょう

クレジットカード手数料: 1.2%
paypal: 無料


その他手数料

ライアンエアーでは変更や追加の度に様々な手数料が発生します。
あとから追加料金を支払わなくてのいいように事前にチェックしておきましょう。

公式サイトで見る


オンラインチェックイン

ライアンエアーでは事前にチェックインせず、空港でチェックインすると€50の手数料が発生します。
そのため、ライアンエアーに搭乗する前には必ずオンラインチェックインをする必要があります。

オンラインチェックインの方法は2種類あり、チェックイン可能な日が異なります。

通常チェックイン:出発時刻の2日~2時間前まで可能
早期チェックイン:出発時刻の60日前から可能。座席を指定できますが座席指定料金がかかります。

チェックイン後の搭乗券は印刷またはライアンエアーアプリをカウンターで見せる必要があります。

今までは搭乗券を印刷しなければ追加料金が発生してましたが、搭乗券を「印刷」または「ライアンエアー専用アプリの画面」で見せれば大丈夫になりました。

ただし、iPhoneのアプリは日本ではDLできないのでDL可能なヨーロッパ圏でDLする必要があります。

Ryanair - Cheapest Fares

Ryanair – Cheapest Fares

Vitaly Tsyvinskiposted withアプリーチ


空港での注意

ライアンエアーが就航している空港はメイン空港でなく郊外の空港である事が多く、空港に行くまでに時間がかかる事が多いので事前に市内から空港までの所用時間を調べておくのが良いでしょう。

そして空港カウンターには2時間前に到着する事がルールとして定められています。
フライトの3時間くらい前からチェックインできる事が多く、2時間前に到着しても長蛇の列になっているので制限エリア内に早めに入りたい方は空港へは3時間前到着を目安にしてください。


VISA CHECK

チェックインカウンターは「VISA CHECK」を行わなければいけない場合があります。
日本人の場合は
シェンゲン圏内 シェンゲン圏内
国内間 を移動する時はVISA CHECKの必要はありません

ただし
「シェンゲン圏内」 「非シェンゲン圏」
「非シェンゲン圏」 「シェンゲン圏内」に移動する時は必ずカウンターでVISA CHECKの必要があり、カウンターでパスポートと搭乗券を見せ、スタンプかを押してもらうか、アプリ認証をしてもらわなければいけません。

このVISA CHECKがなければ飛行機乗る事ができないので、受託荷物などなくてもカウンターに並ぶ必要があります。

因みに公式サイトには非シェンゲン圏の人はVISA CHECKが必ず必要と記されていますが、実際は空港に行くと少し異なるよう。
もし、VISA CHECKが必要かどうかわからない場合はボーディングパスを見て「VISA CHECK」の文字が上に書かれているか確認してください。

VISA CHECKの文字あり: VISA CHECK必要
VISA CHECKの文字なし: VISA CHECK不要

心配な場合はVISA CHECKのカウンターに並んでください。

シェンゲン協定加盟国
シェンゲン協定とは国境検査なしで自由に国境を行き来することができる協定。
シェンゲン領域はEU28ヶ国のうちの22ヶ国とEFTAの4ヶ国によって形成されています。
EUと混同されがちですが、EU加盟国=シェンゲン加盟国ではありません。
EU加盟国の中にシェンゲンに加盟していない国があるので事前に確認してください。


加盟国
オーストリア・ベルギー・チェコ・デンマーク・エストニア・フィンランド・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー・アイスランド・イタリア・ラトビア・リヒテンシュタイン・リトアニア・ルクセンブルグ・マルタ・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル・スロバキア・スロベニア・スペイン・スウェーデン・スイス


Baggage Drop

受託荷物がある方は荷物を自分で預ける必要があります。
Baggage Drop」のレーンに並び専用の機械を操作して手続きをします。
まず搭乗券をかざし、画面の案内に従い操作を進めていき最後にラベルが出てくるので受託荷物に貼り付けてください。
最後に自分でベルトコンベアに乗せて完了です。


搭乗前の注意

搭乗ゲートは空港の遠い場所に位置する事が多いので、搭乗ゲートに行くまでの時間に余裕を持つようにしてください。
またNon priorityの場合早めに並ばないと、自分の座席の上に荷物を置くスペースがなくなります。

搭乗ゲートには
・Priority(プライオリティー)
・Non priority(ノン・プライオリティ)

の看板があるので案内に従いPriorityは右側、Non priorityは左側に並んでください。

By: Gary Bembridge


実際乗ってみて

空港にもよると思いますが、機内持ち込みの荷物検査は個数を守れば荷物のサイズや重さを測られる事はなく、そこまで厳しくない印象です。
日本のLCCピーチやバニラエアの方が荷物のサイズや重量に正確で厳しいので、ライアンの荷物検査は呆気なかったように感じました
ただ目に見えてオーバーしていると追加料金が発生するのでご注意ください。

そしてLCCなので座席が狭いかと思っていたのですが、アジア人からしたら足元は狭すぎませんでした。
感覚としてはレガシーより若干狭いくらい?ほとんど変わりません。

ただし、シートはかなり簡素で座り心地はいまいち。
機内は清掃が行き渡っていないので清潔さは感じられませんが、機内食が出て食事をする訳でもないので許容できます。
もちろんドリンクサービスや機内映画などの設備もありません。

感覚としてはバス移動に近いでしょうか。

悪評高いので乗るまでは心配でしたが、ちゃんと守れば格安で移動する事ができて個人的には金額に見合った満足できる移動手段です。


プライオリティパスは使えるの?

そして例え1000円で購入した飛行機チケットでも空港内のプライオリティパスやダイナースのラウンジを使用する事ができます
郊外の空港でもラウンジが設置されている事が殆どなので、フライト前に機内食がわりにラウンジでお食事をする事も十分可能。

少し話は逸れますが、LCCに搭乗する時こそプライオリティパスの威力が最大限に発揮すると感じます。

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チェック項目

最後に気をつけなければいけない点を箇条書きにするので、チェック用にお使いください。

予約は公式サイトで手続きする
予約時に座席や荷物のオプション予約をしておく
出発時刻の2日~2時間前までに必ずオンラインチェックインをする
有料で座席指定すると60日前からチェックイン可能
搭乗券は印刷するか、アプリで確認できるように予め用意しておく
集合時間は厳守。余裕を持って空港へ行く
VISA CHECKが必要な場合はカウンターへ
機内持ち込みは追加申し込みしない限り1人1個



これさえ守ればきっと大丈夫!
ただしライアンエアーは頻繁にルールが改変されるので、予約前に最新の情報を公式サイトで確認する事をオススメします。

Ryanair 公式サイトへ


ライアンエアーの最安値を検索

頻繁にセール運賃が販売されているライアンエアー。
公式サイト英語で見にくい場合はスカイスキャナーで検索するのがオススメ。

最安値の検索方法はこちらをご覧ください。
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最後に

史上最悪と噂のライアンエアーですが賢く使えば最高の移動手段になります!

賢く使えるかは注意事項をしっかり守る事!これに尽きるでしょう。

それでは素敵な空の旅をお楽しみください!

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