ローマで２０１４年から始まった第一日曜日に国立の博物館や美術館など普段有料の施設が無料になるキャンペーン。
この日は世界的にも人気を誇る観光スポットであるコロッセオとフォロ・ロマーノも無料で入場することができます。
しかし無料開放日であってもチケットが必要。
そして普段でも大行列のコロッセオ。
無料開放日となるとチケットを受け取る為、さらなる行列に。
ですが無料で並ばずにチケットを入手する方法があるんです。
今回は並ばずに入れる方法をご紹介していきます。
開場時間
終了時間はシーズンによって異なるコロッセオだが、会場時間はどのシーズンも一貫して8:30。
無料日は開場時間にあわせできるだけ早く行くことをオススメします。
しかし開場時間前に行ったとしても、コロッセをの前のチケット売り場には会場時間前でも多くの人が列を成しています。
ここで諦めずに引き返さないでくださいね。
チケット売り場
向かうはフォロ・ロマーノ。のチケット売り場。
コロッセオの隣にある遺跡群であるフォロ・ロマーノ
ここのチケット売り場は殆ど人が並んでおらず、待つことなく購入できます。
コロッセオとフォロロマーノ、そしてパラティーノは共通のチケットなので、ここで購入したチケットでコロッセオに入場する事ができます。
金額は12€
コロッセオ
このままフォロ・ロマーノの遺跡群で古代ローマの面影を辿りたいですが、すぐにコロッセオに戻る事をお勧めします。
コロッセオではチケット売り場の列の他に入場するまでの列があり、無料日となると入場の列の行列も時間が経つにつれ増えていきます。ですが早めに戻れば１０分足らずで入場できる可能性が高いです。
入り口はコロッセオの西口に位置します。
荷物検査を過ぎると「共通入場券の保持者」「ローマパスの保持者」「予約者」そして「共通入場券の購入希望者」と分かれていますので、共通入場券の保持者のレーンに並んでください。間違えてしまうと並び直しになってしまいます。
オーディオガイドの貸し出しカウンターを過ぎゲートをくぐると目の前には巨大スタジアム。
アリーナ部分と観客席の長径、短径の比率などには現代とほぼ同じ技術が使われているというコロッセオ。
高度な技術力を示す古代ローマの栄華は訪れるもの全てをただただ驚かせます。
巨大なコロッセオを一望できる最上階の眺めはまさに圧巻。
1階から４階まで異なる建築様式。
充分に古代ローマ時代を触れ感じる事ができたら、先ほど購入したチケットと共にフォロ・ロマーノへと戻りましょう。
フォロ・ロマーノ
最初に一つだけ注意事項。
フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は2つで一つの遺跡と見なされ、どちらか一ヶ所しか見学していなくても一度出口から出てしまうとこれらの施設には再度入場出来なくなりますので注意してください。
ただしフォロ・ロマーノとパラティーノに限り翌日再入場できます。（後記参照）
フォロ・ロマーノは古代ローマ時代の街の中心であり、政治の中枢である「元老院」や商業の中心「商取引の市場」、法の中心である「裁判所」など重要な施設が集まっていました。
かつての繁栄の名残を示すかのように今なお帝凱旋門や神殿が残っています。
そしてローマ七丘のうちの一つで最も歴史が古いパラティーノの丘からはフォロ・ロマーノを見渡すことができます。
フォロ・ロマーノ南端のティトゥスの凱旋門からまっすぐ進んでくださいね。
無料日でなくとも
無料日でなくとも混んでいるコロッセオ。通常時でもフォロロマーノのチケット売り場で購入する事をお勧めします。
通常時はそのままフォロ・ロマーノを観光してからコロッセオへ向かっても、時間問わず比較的並ぶ事なく入場できます。
チケットの有効期限
共通チケットの有効期限は2日間。
コロッセオの入場は1回限り。
パラティーノの丘とフォロ・ロマーノの入場は1日最大1回までとし、2回まで入場可能です。
施設情報
コロッセオ/フォロロマーノ・パラティーノ
開館時間：
9月1日-9月30日：8:30~19:00
10月1日-10月25日：8:30~18:30
10月26日-2月15日：8:30~16:30
2月16日-3月15日：8:30~17:00
3月16日-3月最終土曜日：8:30~17:30
3月最終日曜日-8月31日：8:30~19:15
（最終入館は終了時間1時間前）
※復活祭の前々日の金曜日は14時閉館（最終入館13時）
休館日：1月1日、5月1日、12月25日
入館料：12ユーロ（コロッセオ/フォロロマーノ・パラティーノの丘共通チケット）
