【世界遺産】西安から兵馬俑 始皇帝陵への行き方まとめました!【2019年】

【世界遺産】西安から兵馬俑 始皇帝陵への行き方まとめました!【2019年】

中国の世界遺産

中国には2019年現在55件の素晴らしい世界遺産が登録されています。この件数はイタリアと並んで世界1の保有数なのです。
その中で中国最初の世界遺産として「万里の長城」「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮(紫禁城)」、そして「秦始皇帝陵及び兵馬俑坑」など5件が1987年に登録されました。
今回ご紹介するのは中国西安(せいあん)にある、兵馬俑遺跡。世界でも考古学的価値のある遺跡であり、20世紀最大の発見とも言われています。
一体何がそんなに凄いのでしょうか?まずは兵馬俑について少し説明していきます。
兵馬俑

兵馬俑とは

紀元前221年に秦の始皇帝「嬴政」が天下統一するまで、現在の中国の土地には無数の部族や民族が雑居し、各地で王が乱立していました。旧勢力の代表である戦国七雄のうち、燕・斉・楚・趙・魏・韓を全て滅ぼし皇帝の座につき、政治機構を全て1つの基準に統一したのが中国の始まりです。

この中国初の皇帝が命じて自身の墓の周りに作らせた物こそが兵馬俑なのです。約8000体にも及ぶ像は180cm程の身長で、驚く事に顔の造形や服装が身分や出身によって1体1体異なります。また像は兵士だけでなく、音楽隊や文官、書生、儀礼官、そして戦車や馬が埋められており、死後も生前の繁栄を持ち続けたいという始皇帝の遺志が感じれます。なんと36年もの歳月をかけ、70万人以上の人々が墓の制作に関わって完成させたのだそう。
これだけスケールの大きい遺跡ですが、偶然農夫に発見される1974年まで地中深く埋まっていました。その全貌が明らかになるにつれ20世紀最大の発見だと世界中が驚いたのです。
兵馬俑

世界8番目の不思議

1987年9月、兵馬俑は元フランス大統領のジャック・シラク大統領に世界の8番目の不思議と称えられました。「世界には七不思議があるが、兵馬俑の発見は、世界の8番目の不思議にあたると言える。ピラミッドを見ずしてエジプトに行ったと言えないように、兵馬俑を見ずして中国に行ったとは言えまい」とのこと。兵馬俑はそれほどの遺跡なのです。
兵馬俑

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兵馬俑に行こう!

兵馬俑に行くにはいくつかの方法があるのでそれぞれご紹介していきます!

空港→兵馬俑

まず西安空港から兵馬俑までの直行バスや電車はなく、直接向かうにはタクシーを使います。金額は約220元(約3,440円)ほど。もしメーターを回さないタクシーの場合は「点表(ディエンビャオ/メーターで測る)」と伝えてください。時間は約1時間です。

金額:約220元(約3,440円)
時間:1時間

西安駅→兵馬俑

空港からは「ニ号線 西安火车站」行きのバスに乗って西安駅に行くか、地下鉄1号線と3号線が通る「五口路駅」駅に行き、そこから10分ほど歩いて西安駅に向かう方法があります。

空港 西安行きバス
ニ号線 西安火车站 行き
時間:約1時間10分
本数:20~30分間隔
金額:25元 (約390円)
市内→空港:4:30分から翌日1:00迄運行
空港→市内:7:00分から翌日2:00迄運行
空港 西安行き地下鉄
五口路駅 下車
地下鉄4号線
(北客駅(北広場)で目の前の電車に乗り換え)
金額:約18元 (約281円)
時間:1時間20分

西安駅に到着したら、尚勤門の方へ向かいます。以前はもう少し駅寄りにバス停があったのですが、少し離れた場所にバス停が移動していました。
兵馬俑 アクセス
兵馬俑 アクセス

バスの番号は「游5 306」 「914」 「915」。バスの側面に「兵馬俑」と書いてあるので分かりやすいですし、バスのスタッフが兵馬俑(ビンマーヨン)と声をかけてくるので、乗り間違う事はありません。バス停に行けば必ず兵馬俑行きのバスが止まっているので待ち時間はありませんでした。
乗車賃は8元〜10元ほど。どうやらバス会社によって異なるようで、気にする方は乗車前に聞いてください。運賃は乗車後に集金するスタッフに渡すシステム。お釣りの用意もありました。約1時間ほどで兵馬俑に到着します。
兵馬俑 行き方

西安駅 兵馬俑行きバス
バス:游5 306 / 914 / 915
金額:8元〜10元 (約156円)
時間:約1時間

纺织城駅→兵馬俑

地下鉄1号線の終点「纺织城駅」からも兵馬俑に行きのバスがあり、こちらは5~6元 (約93円)程度。安いのですが駅の場所が中心地から離れていたり、バスの椅子が硬かったりと個人的にはあまりお勧めはできません。
また、城壁周辺の駅から纺织城駅まで地下鉄で4~5元程かかります。

バス乗り場は、纺织城駅 B出口を出て左前に見える歩道橋を渡り、階段を降ります。降りた後バス停が見える方に直進し307路か遊5 306の路線に乗車します。兵馬俑に行かないバスも多く停まるのでバスの番号には気をつけてください。

バス:307番/遊5 306
金額:5~6元 (約93円)
時間:約1時間

兵馬俑→西安駅/纺织城駅

帰りの西安駅と纺织城駅はバスは同じ場所から出ています。行きに下車したバス停の目の前の駐車場です。ここからは「914」「915」のバスと纺织城駅行きが出ています。駐車場を出てもう少し先に行くと「游5 306」のバス停がありました。
帰りも行きと同じで8~10元程です。

兵馬俑→始皇帝陵

世界遺産は兵馬俑だけでなく、近くの始皇帝陵も一緒に登録されています。兵馬俑のチケットがあれば合わせて見学できます。
始皇帝陵

移動は無料のバスが出ているのでそれに乗るのがスムーズ。兵馬俑の入り口付近に赤茶色の門があり、その下にバス停があります。兵馬俑の出口からは、沢山の商店が並ぶ道をまっすぐ進みスターバックスを左に曲がりひたすら真っ直ぐ歩くと入り口に戻ってこれます。
兵馬俑から始皇帝陵

兵馬俑に戻る帰りのバス停は下車した場所から進行方向真っ直ぐ奥まった方に進むと到着します。
兵馬俑から始皇帝陵

ツアーを利用する

西安では英語があまり通じず、中国語がメイン。バスやチケットの購入が不安という方、スムーズの観光したいという方にはツアーがおすすめです。いくつかのツアー会社が兵馬俑のツアーを販売しているので、自分のプランにぴったりな物を選んで満喫してくださいね!
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kkday 兵馬俑ツアーを探す

兵馬俑 ツアー

兵馬俑博物館の基本情報

大人:120元(約1,880円)
支払い:現金(クレジットカード不可)
時間:3/16 – 11/15 8:30~18:00
11/16 – 3/15 8:30~17:30
(チケットの販売は1時間前まで)

中国元が手持ちでなくクレジットカードで支払いたい場合は事前にGET YOUR GUIDEというサイトで予約購入できます。また土日など混雑時にチケット売り場に並ばずに入場できるので時間に余裕がない方にもお勧めです。

GET YOUR GUIDEのサイトに行きクレジットカードでネット決済し、兵馬俑のチケット売り場の左手にある「骏途」という小さな建物でバウチャー(QRコード)を見せ発券します。当日の朝でも予約可能でした。
チケットは売り場で購入したものと同じで、兵馬俑と始皇帝陵どちらも見学可能です。
ただし、通常チケットが120元(約1,880円) なのに対し2,876円と高くついてしまいます。
GET YOUR GUIDE

最後に

これ程までの歴史を目の前にするとただただ圧倒してしまいます。幼い頃に本で読んでは想像していた世界が目の前に広がっている凄さは言葉にはなりません。兵馬俑を見ずして中国に行ったと言わないとは正に真理。始皇帝が築いた始まりの足跡を知らずとして中国は語れません。実際に訪ねてみる事でその言葉の意味を理解する事ができました。

2019年11月には中国東方航空の成田西安線直行便が新規就航し、また日本各地からもLCCで行けるようになり金額的にも手頃で身近な場所になりました。
世界遺産、キングダム、そして漢字の画数が多い事で有名なビャンビャン麺など魅力で溢れている西安。片道5時間ほど。ちょこっと訪ねてみてはいかがでしょうか?
ビャンビャン麺

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