トルクメニスタン 地獄の門
この地球上に-地獄の門-と呼ばれる場所が存在する事をご存知でしょうかーーー。
中央アジアの西側でカスピ海に面した国トルクメニスタンは国土の殆どが砂漠に覆われた国。首都はアシガバートで、かつては旧ソビエト連邦の構成国でしたが1991年に独立し、後に永世中立国となりました。
首都アシガバートから北に約260km、およそ3時間半の場所のカラクム砂漠の中央にダルヴァザという村があります。ダルヴァザの住民の殆どはテケ族と言い、現在でも半遊牧生活を送っています。地獄の門はこのダルヴァザに突如として現れました。
何故長閑な場所に地獄の門と呼ばれる場所があるのか。それは約50年ほど前に遡ります。
地獄の門 誕生
トルクメニスタンは世界第4位の天然ガスの埋蔵量を誇り、それはタルヴァザ付近の地下も例外ではありません。1971年ソビエトの地質学者たちが地質学者がボーリング調査を行なってた時、落盤事故が起きたのです。その事故で広大な砂漠にポツンと100メートルの穴が開いてしまい、その穴からは有毒ガスが溢れそれを食い止める為に止む無しに点火されました。
可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出る為、それから約50年以上経った今でも燃え続けているのです。
後に灼熱の炎が燃え続けるこの場所を見た地元の住民が「The Door to Hell-地獄の門-」と名付けたのだそう。
つまりこの場所は人間がエネルギーを求めるあまりに開いてしまった地獄への入り口。数マイル離れたところからでも地獄の炎は見る事ができ、その炎を見て恐怖する者、そして魅せられる者・・・。地獄の門はあまりにも神秘的で、吸い込まれてしまいそうな力を持ちます。
地獄の門 最期
2010年にトルクメニスタンの大統領がこの穴を訪れた際に、封鎖するよう指示を出したそうですが、未だ穴はふさがれていません。人間が開いた地獄への入り口は再び人間が閉じるのか、それとも神の業で閉じられてしまうのか・・・。それは誰も知る由もありません。確かなのは地獄へ誘う炎は今も燃え続けているという事。もしかしたら地球が終わる最期の日まで・・・。
地獄はフォトジェニック
地獄の門はとってもフォトジェニック。暗闇に突如と現れる怪しくゆらめく炎・・・。地獄の美しさは夜にこそ際立ちます。まるで業火の炎に飲み込まれてしまいそう。吸い込まれそうになるのは私のこの世の行いが故に地獄へ導かれているのでしょうか。
昼間でも地獄の炎は燃え続けます。綺麗な青空の下に広がる禍々しい炎の対照的な光景は、本当にこれから地獄へ行くかのような錯覚に陥ります。
どうやっていくの?
この地獄の門へ行くにはいくつかの方法があります。
- 自力で行く
- 日本発のツアーに参加する
- 現地ツアーに参加する
自力で行く
自力で行く場合最もポピュラーな手段はシェアタクシーを利用すること。
首都アシガバートからシェアタクシーでタルヴァザまで行き、そこから砂漠の中を1時間程歩いたら行く事ができます。ただし帰りはシェアタクシー乗り場はなくヒッチハイクする必要があるので気をつけて。夜の光景を見たい人はテント泊する事もできます。
他にも自分でバイクをレンタルしていく方法があるそう。免許については大使館に問い合わせてください。
シェアタクシー乗り場 Dashoguz parking [ MAP]
日本発のツアーに参加する
トルクメニスタンのの旅行ツアーは少なく、ウズベキスタンとセットになっているツアーが殆どです。地獄の門へ最も楽に行ける方法です。
HIS
他にも地獄の門へ行けるツアー会社やプランがあるので、気になる方は検索してみてくださいね。
現地ツアーに参加する
ウズベキスタンから現地ツアーに参加する事ができます。Advantourは日本語対応のツアー会社なので安心です。
Advantour
トルクメニスタン ビザ
トルクメニスタンに入国するにはビザが必要になります。
またビザを取得するにはトルクメニスタンからの招待状が必要になり、この招待状は全ての日程表を確定している場合のみ発行されます。日本の旅行会社や現地の旅行会社を通じて招待状を申請してください。
詳しくはトルクメニスタン大使館のサイトをご覧ください。
日本以外で取得
日本で取得しない場合はウズベキスタンやキルギスなどの近国で取得する事も可能です。この場合招待状は必要なく日本で取得するよりは楽と言えますが、ビザが下りない場合もあります。基本5営業日で受け取りが可能です。
必要書類
変更がある可能性があるので事前に大使館にお問い合わせください。
- パスポート
- パスポート写真ページのコピー(カラー)
- 顔写真(3×4)2枚
- トルクメニスタンの次に行く国のビザのコピー(カラー)
訪ねてみて
地獄の門にたどり着くまではまるで地獄のように長く不安定なデコボコ道が続きますが、訪れた瞬間にこの場所に来れる事ができてよかったと全身で感じました。地獄の炎にただただ魅了されます。
試練を乗り越えてまで訪れたい地獄がトルクメニスタンにはありました。